包茎手術には環状切開法、亀頭直下埋没法、背面切開法、根部切除法の4つの主要な術式があり、それぞれ仕上がりや費用が大きく異なります。保険適用は真性・カントン包茎のみで、仮性包茎は自由診療となることがほとんどです。傷跡を目立たせたくない方には亀頭直下埋没法が最適で、手術跡がほぼ分からない自然な仕上がりが期待できます。

包茎手術の4つの術式

代表的な4つの術式について、それぞれの特徴と違いを分かりやすく解説します。

環状切開法は最も一般的だが傷跡が目立ちやすい

環状切開法は、余分な包皮をリング状に切除して縫合する最もスタンダードな術式です。真性包茎から仮性包茎まで幅広い症例に対応でき、多くの医療機関で採用されています。

手術時間は30〜60分程度と比較的短く、技術的にも確立された方法のため、安定した結果が期待できます。費用相場は自由診療で7〜30万円程度です。しかし、切開線が陰茎の中間部分に残るため傷跡が目立ちやすく、亀頭側の粘膜と根元側の皮膚の色の違いから「ツートンカラー」と呼ばれる見た目になることがあります。機能的な改善は十分ですが、見た目を重視する方には向いていない可能性があります。

亀頭直下埋没法なら手術跡がほぼ分からない仕上がりに

亀頭直下埋没法は、美容的な仕上がりを最優先に考えた術式です。亀頭のすぐ下にあるカリ首の溝に沿って切開・縫合するため、傷跡が自然なシワに隠れてほとんど目立ちません。

この方法の最大のメリットは、ツートンカラーになりにくく、自然な見た目を実現できる点です。ただし、費用は15〜40万円程度と他の術式より高額になる傾向があります。

背面切開法やその他の術式の使い分け

背面切開法は、包皮の背側を縦に切開して包皮口を広げる方法で、主にカントン包茎の緊急処置として用いられます。余分な包皮は残るため見た目の改善度は低いですが、5〜20万円程度と費用を抑えられます。

根部切除法は、陰茎の根元で皮膚を切除する特殊な方法です。傷跡が陰毛に隠れるメリットがありますが、適応症例が限られ、実施できるクリニックも少ないのが現状です。

また最近では、メスを使わない「切らない包茎手術」として、ヒアルロン酸注入や医療用糸やのり（接着剤）での固定も行われていますが、効果は一時的で根本的な解決にはなりません。

包茎手術の費用相場（保険適用、自由診療）

包茎手術の費用は、保険診療か自由診療かで大きく変わります。どちらを選ぶべきか、それぞれの特徴と違いを理解しておくことが重要です。

真性包茎とカントン包茎なら保険適用の可能性あり

包茎手術で健康保険が適用されるのは、医学的に治療が必要と判断された場合のみです。具体的には、包皮口が狭く亀頭を露出できない「真性包茎」、包皮が亀頭を締め付けて血流障害を起こす「カントン包茎」が対象となります。

これらの状態は、排尿障害や繰り返す炎症（亀頭包皮炎）を引き起こすリスクがあるため、病気として扱われます。保険適用の場合、自己負担は3割で2〜5万円程度となりますが、術式は環状切開法や背面切開法に限定され、美容的な配慮は期待できません。保険適用を希望する場合は、まず泌尿器科で診断を受ける必要があります。

仮性包茎は自由診療で7〜50万円が相場

仮性包茎は手で包皮を剥くことができる状態で、日本人男性の約6割〜7割が該当するといわれています。医学的には病気ではないため保険適用外となり、自由診療での治療となります。

自由診療では、美容的な仕上がりを追求できるのが最大のメリットです。患者様の希望に合わせて術式を選択でき、傷跡を目立たなくする工夫も可能です。

追加費用や支払い方法も事前に確認を

手術費用以外にも、初診料、麻酔代、薬代、アフターケア費用などが必要な場合があります。クリニックによって料金体系が異なるため、総額を事前に確認することが大切です。

アトムクリニックでは、カウンセリングで明確な料金を提示し、追加費用が発生しないよう配慮しています。また、医療ローンでの分割払いにも対応しており、無理のない支払いプランをご提案できます。LINEでの24時間相談も行っているので、費用面の不安もお気軽にご相談いただけます。

包茎手術の傷跡を目立ちにくくする方法

包茎手術を検討する際、多くの方が心配されるのが「傷跡」の問題です。パートナーに手術したことがバレたくない、銭湯で人目が気になるといった不安を解消する方法をお伝えします。

術式選びが傷跡の目立ちやすさを左右する

包茎手術の傷跡が目立つかどうかは、選択する術式によって大きく異なります。

保険適用の手術では環状切開法が一般的ですが、機能改善が主目的のため、陰茎の中間部分に傷跡が残りやすく、皮膚の色の違いからツートンカラーになることもあります。

一方、自由診療では美容面にも配慮した手術を受けることができます。美容クリニックでは亀頭直下埋没法を採用していることが多く、傷跡がカリ首の自然なシワに隠れるため、よほど注意深く見ない限り手術したことが分からない仕上がりが期待できます。ただし、手術方法や技術レベルはクリニックによって異なるため、事前にどのような術式を採用しているか確認することが大切です。

アトムクリニックのNarumi式美容包茎手術

アトムクリニックでは、基本的な美容包茎手術に加えて、より高い仕上がりを追求したNarumi式美容包茎手術もご用意しています。これは院長が長年の経験をもとに考案した術式で、以下の3つの技術を組み合わせることで、機能性と審美性を両立させています。

• 亀頭直下デザイン縫合術：縫合部を亀頭の真下にして傷跡を目立たなくする施術
• 陰茎皮下組織剥離術：術後のダボつきをなくし、適度なスライド感を残すために皮下組織を丁寧に処理・調整する施術
• 包皮小帯形成術：その人に合ったデザインで自然な形を丁寧に形成する施術

性感帯である裏筋を温存しながら、術後の不自然な厚みをなくし、機能的な面も考慮したデザイン法により、手術後の美しさを最大限に高めています。

術後のケアで傷跡をさらに目立たなくする

手術後の適切なケアも、傷跡を目立たなくするために重要です。術後1週間は患部を清潔に保ち、処方された軟膏を正しく塗布することで、きれいな治癒が期待できます。

また、術後1ヶ月程度は激しい運動や性行為を控え、傷口に負担をかけないことも大切です。

アトムクリニックでは、男性スタッフによる完全個室対応で、デリケートな術後ケアの相談も安心して行えます。万が一、術後に不安なことがあれば、LINEで24時間いつでも相談可能な体制を整えています。正しいケアを続けることで、3〜6ヶ月後にはほとんど傷跡が分からない状態になります。

よくある質問

アトムクリニックの包茎手術を検討されている方から、よく寄せられる質問にお答えします。不安や疑問を解消して、安心して治療を受けていただくための参考にしてください。

包茎手術の痛みはどの程度ですか？麻酔は効きますか？

手術中は局所麻酔により、痛みを感じることはほとんどありません。 現代の包茎手術は痛みを最小限に抑える工夫がなされており、注射の痛みを和らげるために表面麻酔を併用するクリニックもあります。術後は麻酔が切れるとジンジンとした痛みが出ることがありますが、処方される痛み止めで十分コントロール可能です。痛みのピークは手術当日から翌日で、2〜3日もすれば日常生活に支障がない程度に落ち着きます。痛みへの不安が強い場合は、カウンセリング時に医師に相談し、痛み対策について詳しく説明を受けることで安心感が得られるでしょう。

包茎手術後いつから性行為は可能ですか？

アトムクリニックの包茎手術の場合、術後4週間程度で性行為が可能になります。ただし、個人差があるため、必ず医師に確認し、指示に従ってください。

焦らず医師の指示に従うことが、きれいな仕上がりにもつながります。

包茎手術は日帰りで受けられますか？仕事は休む必要がありますか？

アトムクリニックの包茎手術は日帰りで受けられます。手術時間は30〜90分程度で、術後少し休憩してからお帰りいただけます。

デスクワークなら翌日から可能ですが、2〜3日は安静にすることをおすすめします。立ち仕事や肉体労働の方は、3〜5日程度の休みを取ると安心です。術後1週間は患部が腫れることがありますが、ゆったりした下着とズボンを着用すれば日常生活に大きな支障はありません。アトムクリニックでは土日も診療しているため、週末を利用した手術も可能です。

未成年でも包茎手術は受けられますか？

18歳以上であれば保護者の同意書があれば手術可能です。ただし、成長期の手術はリスクもあるため、慎重な判断が必要です。

まずは無料の診察（カウンセリング）にお越しください。

理事長　河合 成海

NARIUMI KAWAI

大手美容外科クリニックの指導医や院長を数多く歴任。 美容外科医として15年以上従事し、 アンチエイジングやジェンダーレスな 総合美容医療領域にて活躍中。 手術実績2万件と国内トップクラスを誇る。