包茎がセックスに与える5つの影響!代表的な悩み&注意点と治療法

包茎の方はセックスに悩みを持っている方、パートナーへの後ろめたさを持っている方が少なくありません。非包茎と異なり、射精が早かったり、コンドームの装着が難しいなど、包茎であることがセックスにさまざまな影響を及ぼします。また、亀頭を覆う包皮によって衛生面にもリスクを持ちます。

そこで、仮性・真性・カントン包茎がセックス時に及ぼす影響や注意点を解説します。前向きにセックスできるようになるためにも、包茎治療を検討しましょう。

目次

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包茎の種類について

一口に包茎と言っても、包皮が亀頭を覆う範囲によって種類があります。包茎の具体的な種類は以下です。

  • 仮性包茎
  • カントン包茎(嵌頓包茎)
  • 真性包茎

仮性包茎

成人男性にとって最も一般的なのが仮性包茎で、日本人男性の6割以上にみられます。普段は亀頭が包皮で覆われていますが、勃起時は亀頭が露出するのが特徴です。勃起すれば自然と亀頭が露出するわけではなく、自分の手で剥かなければならない場合もあります。

いずれにせよ仮性包茎は、痛みや抵抗なく亀頭を露出させられるので、機能面で包茎でないペニスと大きな差はありません。

仮性包茎のデメリットやリスク

勃起時に包皮を剥くことができるので、早急に治療する必要はありません。その一方で、以下のデメリットもあるので、治療を希望される方も多いです。

  • 入浴時に包皮を剥いて洗わらないと、汚れがたまりやすい
  • 平常時に包皮で覆われているため、亀頭が刺激に対して敏感になり、早漏になることがある
  • 衛生を保てないと、ペニスの病気を発症するリスクが高い
  • 緊急性の高いカントン包茎になることもある

程度によりますが、入浴時には自分で皮をめくり男性器を洗うようにしないと不潔な状態になり、腫れ、かゆみや赤みなどの症状が現れます。

その状態が継続すると包皮炎などになり、包皮の先端部分が硬くなったり、狭くなったりして亀頭が露出できなくなり真正包茎やカントン包茎になってしまうこともあります。

仮性包茎は必ずしも手術が必要ではありませんが、衛生上の問題や早漏を改善するために手術を受けることで、男性器に対するコンプレックスから解放され、同時に精神的なストレスも解消されるでしょう。

カントン包茎(嵌頓包茎)

亀頭を包んでいる包皮の入り口が狭くなっている状態をカントン包茎といいます。勃起時はなんとか亀頭を露出させられますが、元のサイズに戻る時に、包皮が亀頭に引っかかり、包皮が戻れない状態です。

カントン包茎の状態が続くと、亀頭への血流障害を引き起こすので、腫れや痛みを起こしたり、障害が残る可能性があります。包皮の口が狭い仮性包茎で、亀頭を露出したままにするとなりやすいです。

カントン包茎のデメリットやリスク

仮性包茎と比べて、様々なデメリットがあるため、医療機関で早めに治療する必要があります。

  • 包皮の締め付けによる痛みや腫れが起こる
  • 包皮による締め付けによりペニスに血流障害が起こる
  • 亀頭を無理やり露出させると、元に戻らない場合があり、緊急での手術が必要になることがある

真性包茎

真性包茎は、通常時だけでなく、勃起時でも包皮を剥けない包茎です。亀頭が完全に包皮に覆われているか、あるいは亀頭の先端のみがわずかに露出している状態になります。一度も包皮を剥いたことがない方も多く、包皮と亀頭が癒着してしまっている場合もあります。

先天性と後天性のタイプがあり、先天性の場合は成長をしても包茎が解消されない状態のもので、後天性の包茎は包皮と亀頭に炎症が生じるために包皮の入り口が狭くなったり、硬くなったりして包茎になってしまうものです。

また、真正包茎の状態には強度絞扼型と癒着型というタイプがあります。

真性包茎のタイプ

真性包茎の状態

強度強度絞扼型男性器の亀頭を覆っている包皮が狭いために皮がめくれず亀頭が出ない状態
癒着型包皮が亀頭に癒着しているために皮がむけない状態

真性包茎のデメリットやリスク

真性包茎は勃起時も包皮をかぶっているため、女性からの印象が悪く、男性としての自信を失いがちです。ペニスの清潔が保たれにくくなることで、陰茎の病気になることもあるので包茎手術を検討しましょう。

  • 亀頭の露出ができないため、垢が溜まりやすく悪臭が発生する
  • 亀頭炎や包皮炎のリスクが高まる
  • 膣炎などパートナーの女性の健康にも影響を与える可能性がある
  • セックスで刺激を感じにくい

その他の包茎の状態

肥満型包茎

男性が肥満して下腹部や脚についた脂肪により、その下に男性器が埋もれ、包皮が亀頭を包んでしまい包茎になる状態のことを肥満型包茎と呼ばれています。

特にメタボリックシンドロームのために腹部に内臓脂肪がつき包茎になることもあります。肥満型包茎は、食事制限や運動などで肥満が解消されると治ることがありますが、脂肪の重みで男性器の周りの皮膚も伸びて包茎になった場合は、外科的手術が必要になることもあります。

埋没陰茎包茎

陰茎は通常、収縮した状態で体内に収まっていて、性的興奮により勃起すると伸びます。しかし、埋没陰茎包茎は、陰茎が体内に埋没している時間が多いため亀頭が包皮で覆われている時間が長くなり、包茎になる状態です。

埋没陰茎包茎は、長茎術とよばれる手術により陰茎を2~8㎝長くすることで改善が見込まれます。

包茎はセックスに影響する?非包茎のセックスとの違い

日常生活を送る上で大きな支障が出ない限り、ペニスが包茎でも治療の必要性を感じることがない方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、パートナーが必要なセックスにおいては、包茎は悪い影響を及ぼすのではないかと心配する人は少なくありません。今まで意識していなかっただけで、セックスの悩みの原因が包茎だったという人もいらっしゃるでしょう。

仮性包茎・真性包茎・カントン包茎に共通するセックスへの影響と非包茎との違いは、以下のとおりです。

避妊具がうまく装着・利用できない

非包茎の方に比べて、包茎の方はコンドームの装着がスムーズにできないことがあります。

包皮が完全に剥けて亀頭が露出した状態でコンドームを装着できないと、挿入後にコンドームが外れてしまい、安全に避妊できません。また、皮がダブつくことでコンドーム装着に時間がかかることや、包茎ペニスの見た目の悪さが精神的ストレスとなり、中折れする人も少なくありません。

性感染症のリスクが高い

包皮に包まれている亀頭の表面は、汚れの蓄積やウイルスが繁殖しやすく、ヘルペスや尖圭コンジローマなどの性感染症に罹患しやすい環境です。

不衛生なペニスでセックスに臨むと、パートナーにも性感染症を移してしまいやすく、相手の健康を害したり不妊に繋がったりと悪影響を及ぼすこともあります。特にヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの発症リスクになるために、注意しなければなりません。

早漏になりやすい

普段は包皮で保護されている亀頭は外的刺激に弱く、セックス中の快感ですぐに射精してしまう方が多いです。

こうしたセックスの経験がトラウマとなり、膣内射精障害や心因性のED(勃起障害)につながることがあります。また、包皮口が狭いと、膣内に精子を射出できず、不妊症の原因になることもあります。

このようなセックスのトラブルは、パートナーとの関係性に歪みが生じる可能性もあるため、根本原因を解消することが望ましいでしょう。

臭いや汚れが溜まりやすい

包茎は普段は亀頭周辺は包皮で覆われているために、恥垢や雑菌が溜まりやすく不衛生な状態です。

入浴時に丁寧に洗っていても、包皮の内側は汗や尿・精液で汚れるため、悪臭を放つ場合も少なくありません。特に暑い季節になると、湿気で雑菌が繁殖しやすいので、こまめなケアが必要です。

不衛生なペニスだと、パートナーが悪臭を我慢している可能性が高いです。

挿入時に痛みを伴う

包茎と非包茎の大きな違いは、膣への挿入時に痛みがあるかどうかです。仮性包茎で自分で包皮を剥ける人でも、膣に挿入した際に包皮が引っ張られて痛みを生じることもあります。

真性包茎では、痛みだけでなく出血を伴うケースもあり、セックスにおける弊害はさらに大きくなります。

包茎は、パートナーに不快な思いをさせるだけではありません。性感染症のリスクを高めたり、挿入時に痛みを伴ったりと、自身にも大きな負担がかかります。

包茎は個人的でプライベートな悩みで、パートナーや友人に相談は難しいでしょう。もし「包茎が嫌だ」「包茎を治したい」と悩んでいるなら、一度専門医に診てもらうことをおすすめします。

包茎手術におすすめのクリニック厳選3選

数あるクリニックの中でも、十分な実績やコスパが良く、カウンセリングやアフターフォローも充実している3つのクリニックを表にまとめました。

簡単に相談できないデリケートな場所の治療だからこそ、慎重なクリニック選びが必要です。もし、クリニック側の対応や治療費に不満がある場合には、他クリニックの無料カウンセリングを受けてみることもおすすめです。

 アトムクリニック(AND 美容外科 for MEN)メンズライフクリニックABCクリニック
クリニック
アトムクリニック(AND 美容外科 for MEN)メンズライフクリニックABCクリニック
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包茎手術におすすめのクリニック厳選3選

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包茎の方が抱えるセックスの代表的な3つの不安

包茎の悩みは、友人や家族に気軽に相談しにくいものです。特にセックスに関する不安は、誰にも打ち明けられず困っている方も多いのではないでしょうか?

ここでは3つの不安について紹介します。

  • 勃起時に皮が剥けない
  • スムーズに挿入できない
  • コンドームが外れる

勃起時に皮が剥けない

包茎の方は、セックスの際にうまく包皮が剥けず出血するといった悩みがあります。

挿入時の摩擦によって包皮が横に切れてしまい、癖になることも少なくありません。出血量が少量でも、性感染症にかかっていることが原因で、包皮が傷つきやすい状態になっている場合もあるため要注意です。

スムーズに挿入できない

包茎は勃起時にも包皮が余っているので、スムーズに膣に挿入できないことも大きな悩みの一つです。

無理矢理挿入しようとすると皮が反転して亀頭がうっ血し、カントン包茎になることもあります。一度カントン包茎になると、病院にすぐに受診して包皮を元の位置に戻す処置を行わないといけません。

包皮がどうしても戻らない時は、切開術を行ってペニスの締め付けを解除することが必要です。

コンドームが外れる

包茎の方は、挿入後に包皮が動いてしまい、装着したコンドームが外れるという悩みも多いです。日本人男性の約6割が仮性包茎、約1割が真性包茎だといわれており、決して珍しい悩みではありません。

きちんと避妊するために、コンドームの正しい装着方法を身につける必要があるでしょう。

包皮のシワをしっかり押し下げて伸ばすようにしながら、ゆっくりとコンドームを装着すれば、ペニスにフィットしやすいです。焦りや恥ずかしさから慌てて装着すると、コンドームに穴が開いてしまうため、避妊具を装着する意味がなくなってしまいます。

また、コンドームを装着する際に、陰毛が包皮に巻き込まれて痛い思いをすることも悩みの種になることがあります。きちんと避妊するためには、ペニスと余剰包皮をカバーできるような、自分のサイズに合ったコンドームを選ぶことが大切です。

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真性包茎の方がセックスする時の注意点

真性包茎の方がセックスする際に注意したいポイントは、下記の4点が挙げられます。

  • 挿入時に痛みを伴うことがある
  • うまく射精できない
  • 汚れや臭いを取りづらい
  • 刺激が伝わらず遅漏になりやすい

挿入時に痛みを伴うことがある

挿入時や挿入後のピストン運動で包皮が引っ張られることで、強い痛みを感じることがあります。挿入時の摩擦で包皮が剥けることで、狭い包皮口が引っ張られて激痛を感じてしまうのです。

痛みを我慢しながら挿入を続けることは可能ですが、包皮口の皮膚に負担がかかり裂傷・出血が起こることもあります。

包皮口の状態が良くないと、セックスどころか、排尿時にも痛みを感じることがあるので、早めに病院に受診することをおすすめします。

うまく射精できない

真性包茎の方は勃起時に亀頭を露出することが難しいので、射精がうまくできません。子供を望んでいる夫婦にとっては、膣に到達する精子量が圧倒的に少なくなるので、結果的に不妊の原因になります。

また、射精が思うようにコントロールできないことや、挿入時に痛みがあることなどが原因で、セックスに対して積極的になれないこともあります。

汚れや臭いを取りづらい

仮性包茎のように包皮を剥いて亀頭を露出できないために、亀頭の周りや包皮の内側を目視でしっかり洗うことができません。

そのため、汚れが溜まりやすく、性感染症や癌の原因になる細菌やウイルスの温床になることがあります。その結果、ペニスから強い悪臭が出たり、膣への挿入時にクラミジアやカンジダ、ヘルペスなどをパートナーに感染させてしまう可能性があります。

刺激が伝わらず遅漏になりやすい

勃起時にも亀頭が露出しないために、セックス中に刺激が伝わりにくく遅漏になってしまうケースも多いです。

結果として長時間のセックスで射精に至らなかったり、途中で中折れしてしまったりと、パートナーとの性生活に支障をきたすことがあります。

仮性包茎の方がセックスする時の注意点

仮性包茎の方がセックスする際に注意すべきポイントは、下記の3点が挙げられます。

  • 射精までの時間が早い
  • 亀頭周囲が不衛生になりやすい
  • コンドームがセックスの途中で外れやすい

射精までの時間が早い

仮性包茎の方は、勃起時のペニスに対して包皮が長く余りやすいです。普段は常に亀頭が包まれているので、挿入時の刺激で堪えられずにすぐに射精してしまうことも少なくありません。

早漏だとパートナーに対しての申し訳なさが残り、男としての自信が持てなくなる方もいます。心理的な要因からED(勃起不全)になる場合もあります。

亀頭周囲が不衛生になりやすい

包茎全般に言えることですが、いくら洗っても包皮の内側の汚れや悪臭が改善されにくいことは注意すべき点です。

亀頭にたまった恥垢は、精液や分泌液が固まって独特の臭いを発します。パートナー側から悪臭を指摘されることはなくても、「ペニスが臭い」と我慢を強いている可能性があります。

コンドームがセックスの途中で外れやすい

仮性包茎の方は、セックス中に包皮のたるみでコンドームが外れやすくなります。

コンドームの再装着は雰囲気を壊すだけでなく、セックス途中で性器を触ることになるため避妊効果も低くなってしまいます。コンドームは避妊だけでなく、性感染症予防としても欠かせないアイテムです。

また「問題なくセックスできるのだろうか?」といった不安が強い中折れの原因となり、コンドームが外れることもあるかもしれません。装着時には、余った包皮をコンドームに収めて、密着度を高めることが大切です。

カントン包茎の方がセックスする時の注意点

カントン包茎の方がセックスする際に注意すべきポイントは、下記の3点です。

  • 挿入時の痛み・うっ血が出やすい
  • 包皮の裂傷・出血しやすい
  • 性感染症にかかりやすい

挿入時の痛み・うっ血が出やすい

カントン包茎では、包皮口がきつく勃起時に亀頭を強く締め付けるために痛みを伴います。

包皮の突っ張り感があり、亀頭を露出させるのが難しいため、セックスで無理に包皮を剥くと皮が元に戻りません。このまま放置してしまうと亀頭やペニスがうっ血して血流障害が起こり、最悪の場合壊死することがあります。

包皮が浮腫んだり、痛みを生じたりしたら、休日夜間であってもすぐに病院を受診してください。

包皮の裂傷・出血しやすい

カントン包茎の方は、勃起時に亀頭の根元が締め付けられると強い痛みを生じると同時に、包皮が伸びきらずに裂傷・出血することがあります。

負担がかかりやすい包皮は、炎症を起こしやすい状態であり、感染症のリスクも高まります。また糖尿病の持病があると、尿糖による慢性的な炎症で、裂傷部分がなかなか修復されません。

性感染症にかかりやすい

カントン包茎のペニスは、恥垢が溜まりやすく粘り気のある汚れが付着することがあります。

クラミジアや淋病などの性感染症にかかると、排尿時の痛みや尿道から膿が出ることがあります。下着が汚れやすくなったら、目立った自覚症状がなくても性感染症によって炎症が起きている可能性が高いです。

治療せずにセックスすると、パートナーに高確率で罹患します。性感染症は、放置しても自然治癒することは難しく、汚れが溜まると再発するリスクも少なくありません。

包茎治療・手術がセックスにもたらすメリットとは?

包茎はセックスにおいて、さまざまな悩みやトラブルを生じます。

  • 勃起時に痛みがあり出血する
  • さまざまなコンドームを試したけど外れてしまう
  • 洗っても悪臭が改善されない

このような場合は包茎治療・手術を行うことを検討しましょう。

包茎手術を行えば下記のようなメリットが得られます。

  1. 早漏が改善され、射精までの時間が長くなる
  2. 悪臭や恥垢が発生しにくい環境が得られる
  3. セックスに対するコンプレックスが解消される

1. 早漏が改善され、射精までの時間が長くなる

包茎治療で亀頭部が露出されれば、日常生活でペニスが受ける刺激が強くなることで外的な刺激に慣れて、早漏が改善されることが期待できます。包皮が適切な長さになれば、亀頭が常に刺激を受けることに耐性がついて、射精までの時間が長くなるでしょう。

2. 悪臭や恥垢が発生しにくい環境が得られる

包茎治療・手術によって、日常的に亀頭を覆っている包皮を取り除ければ、恥垢が溜まりにくい環境を手に入れられます。また、毎日のセルフケアも痛みを伴うこともなく、短時間で簡単に行えるようになります。

3. セックスに対するコンプレックスが解消される

包茎ペニスは早漏や遅漏になってしまうケースがあり、思うようにコントロールできないセックスにコンプレックスを抱いている方もいらっしゃいます。

包茎治療・手術によって、悩みの根本原因が解決されれば、勃起時の痛みや出血もなくなり、心からセックスを楽しめるようになります。

仮性包茎の治療・手術の方法について

仮性包茎の根本的な治療法は、余分な皮を切る手術が一般的です。余剰包皮を切除して亀頭を露出させることで、あらゆる悩みが解消されることでしょう。
 

環状切開法

環状切開法は、包皮を剥いた状態で、余分な皮を一周分リング状に切除します。包皮の長さに注意しながら切除部分を決定し、ペニスの中央部分で縫合する術式です。

一般的な治療法ですが、シンプルゆえに医師の技術が大きく影響します。

亀頭直下デザイン縫合法

亀頭のすぐ下で余剰包皮を切除して縫合する術式です。環状切開よりもツートーンカラーになりにくく、手作業で丁寧に施術します。

勃起した際の皮の長さを考慮してデザインカットを行い、傷跡が亀頭直下にくるように調整します。

亀頭直下埋没法

亀頭直下埋没法は、亀頭直下デザイン縫合よりもさらに傷跡が目立ちにくい術式です。亀頭の真下に限りなく近い位置で縫合するため、手術したことが分からないほど綺麗な仕上がりが期待できます。

正確な計測により包皮を適度に残すことで、皮が自然に寄って縫合部分がほとんど見えない術式です。

性感帯である包皮小帯(裏筋)を温存する「小帯形成術」と、「亀頭直下埋没法」を組み合わせたハイパーVカット法もあります。

包茎治療・手術の流れ

来院してから包茎の手術が行われる流れについて紹介します。

1. 無料相談

男性スタッフによるメール・電話での無料相談を承っています。包茎に関する悩みや治療の方法・痛み、費用のことなど何でも相談してください。
カウンセリングを希望される場合は、日程調整を行います。

2. 医師による診察、カウンセリング

カウンセリングは、プライバシーの守られた個室で行うので安心してください。医師が包茎の状態を診察し、ご希望をお伺いしながら最適な方法を提案します。手術や麻酔の副作用・リスクも含めて、分かりやすく説明いたします。

3. 包茎手術

治療することが決定したら、必要書類の記入とお支払いを行います。
手術では、切開デザインを決定し局所麻酔を行った後、十分に麻酔が効いたことを確認してから、切除・縫合します。

触られている感覚は残りますが、チクチクする痛みはほとんどない状態で手術を受けることが可能です。

近くに男性看護師もいますので、何かあればすぐにおっしゃってください。

4. アフターケア

手術終了後は、患部に軟膏・包帯を巻いてお帰りいただけます。術後の過ごし方や注意点を説明いたします。痛みや腫れなど気になる症状がありましたら、すぐにご連絡ください。

アフターケアとして診察・処方箋の用意も可能です。

包茎治療・手術のよくある質問

包茎は自然に治りますか?

大人の包茎は自然に治ることはありません。子どもの場合、成長とともに包茎でなくなりますが、一定の割合で仮性包茎や真性包茎のままの方もいます。

セルフケアで治そうとして、包皮を無理に剥がそうとすると、カントン包茎になることがあります。症状によっては、緊急性の高いので、手術治療を検討してみてください。

仮性包茎は治した方がよいですか?

仮性包茎は、包皮を剥けば亀頭が露出できるので、積極的な治療は必要ありません。亀頭が包皮で覆われていると、手入れが届きにくく不衛生な状態になりやすいです。強い臭いが発生したり、病気を引き起こしたりする原因になります。

また、ペニスは男性の性的なシンボルなので、仮性包茎に引け目を感じて、手術を検討される方も多いです。仮性包茎の治療の必要性についてお悩みの方は、カウンセリングでご相談ください。

子どもの包茎は治した方がいいですか?

子どもの場合、包茎による生活に支障がなければ、手術による積極的な治療は不要です。赤ちゃんのベニスの包皮は、亀頭とぴったりくついていますが、成長とともに包皮が剥けるようになります。学童期に包茎のままでも、思春期で性器が成長すると、包茎でなくなることも多いです。

真性包茎でバールニングや包皮炎を繰り返している場合は、手術治療を検討するのもよいかもしれません。子どもの包茎手術は環状切除術ではなく、見た目の変化がそれほど大きくないZ形成術などが適しています。

ペニスの皮を剥いたら、先端が腫れてしまいました。

包皮でペニス締め付けられて、元に戻らない状態をカントン包茎(嵌頓包茎)といいます。カントン包茎はそのままにすると、ペニスの先端の血行が悪くなり、腫れやうっ血がみられることがあります。症状が進むと、ペニスの壊死を引き起こすため、緊急手術が必要になることもあります。

カントン包茎になった場合は、まずは落ち着いて自分の手で元に戻すようにしましょう。元に戻らない場合は、早めにクリニックへご相談ください。カントン包茎を繰り返す人は、包茎手術を受ける事で予防できます。

包皮炎とは何ですか?

包皮炎は亀頭や包皮の入り口部分に炎症が起きている状態です。原因には、ブドウ球菌や常在菌による細菌感染と、カンジダなどカビによる感染があります。その他にも、ペニスへの刺激も原因になることがあります。

包皮炎になると、ペニスの先が赤くなったり、かゆみや膿が出たりするようになります。包茎の方は包皮炎が起こりやすいので、清潔維持に努めることが大切です。また、包茎手術でも包皮炎の予防を見込めます。

包茎手術は保険適用ですか?

一般の病院では、真性包茎とカントン包茎は保険適用で手術を受けられます。真性包茎は包皮が剥けず亀頭が露出できない状態で、カントン包茎は包皮でペニスが締め付けられている状態です。保険適用の包茎手術は、見た目よりも機能面を重視される傾向があります。

当院ではすべての包茎手術を自由診療で行っています。保険適用よりも治療費用が高めになりますが、患者様の希望に沿って、デザインの美しさにも配慮した手術に注力しています。

包茎手術を検討してますが、失敗しないか不安です。

包茎手術の仕上がりは、医師の経験や技量によっても大きく異なります。包茎手術の失敗として挙げられるのが、「包皮の過剰なカット」と「ペニスの裏線と傷跡が一致しない」です。

包茎手術はペニスの機能も保持しつつ、見た目の美しさも重視すべきです。包茎手術を受けるときは、費用だけでなく、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。

当院は、包茎など男性の悩みに特化したメンズクリニックなので、多くの包茎患者様の診療をしています。他院で包茎手術を受けられた方も、修正が可能なケースもあるのでご相談ください。

包茎手術後はいつからセックスができますか?

包茎手術後のセックスの時期は、手術後の管理の仕方によって異なります。経過が順調であれば、手術後1週間で抜糸となりますが、まだ完全に治癒しているわけでありません。

縫合部分を消毒して管理する場合は(閉鎖式)、手術後3週間後に性行為やマスターベーションができるようになります。手術後から縫合部分を洗い流して管理していく場合は(湿潤式)、さらに早い時期に性行為が可能です。

包茎手術後の生活の注意点はありますか?

包茎手術後は、厳しい生活制限はありませんが、いくつかの注意点があります。手術後3日間は炎症がピークになるので、体を温めすぎないようにすることが大切です。血行が良くなると、痛みや腫れが強く出る場合があるためです。体温を上げる運動は手術後4日目以降から少しずつ始めましょう。

また、縫合部分を濡らさないようにすれば手術後当日からシャワー浴ができます。縫合部分が落ち着くまでは、自転車やバイクのように股間を押し付ける動作を避けるようにしてください。

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